春日部市に注文住宅を建てようとするときに、知っておいた方がいい不動産情報や補助金があります。住宅を建てるときは、ローンを組むほどの大きな費用が必要です。費用をできるだけ減らすには、建てる地域の不動産情報や価格相場、自治体からの補助金の有無を知っておく必要があります。本記事では、春日部市で注文住宅を建てる際に役立つ不動産情報や補助金の情報を詳しく解説します。春日部市で住宅を建てる際の参考にしてみてください。注文住宅にかかる費用内訳引用元:photoAC注文住宅にかかる費用として次のような内訳が挙げられます。土地購入の費用本体の建築費用手続きにかかる費用土地購入の費用注文住宅を建てるときに必要な予算で、もっとも大きな割合を占めているのが土地の購入分です。都内で一戸建てを建てる場合は特に費用が高額になる可能性があります。春日部市も都内から遠くないため、場所によっては土地の金額が上がることがあるといっていいでしょう。すでに土地を持っている場合は、土地購入費用は不要です。しかし、持っている土地の地盤が弱い場合や整備されていない場合は、土地を改良するための費用がかかる場合があります。本体の建築費用本体の建築費用とは、一戸建てを建てる費用のことです。建築費用には、内装仕上げや外装工事、基礎工事、住宅機器整備工事といった建築に必要な工事がすべて含まれています。また、工事をする業者によって建築費用が異なることにも注意が必要です。中小建築会社や工務店、大手ハウスメーカーなどに依頼すると費用を抑えられる傾向になります。人気の建築設計事務所に依頼する場合、費用が高まる可能性があります。手続きにかかる費用一戸建てを建てる場合に、登記をすることで建物や土地の所有物を明確にします。不動産登記をするにあたって、司法書士報酬や登録免許税が必要です。このほかに、登記事項証明書取得費用や交通費などの実費が求められます。注文住宅を建てる場合には、上記に説明したような費用を合計して予算内に抑えるようにしましょう。春日部市で注文住宅を建てる際に役立つ不動産情報引用元:photoAC春日部市で注文住宅を建てる際に、次の不動産情報を把握しておくことが重要です。土地の価格(地価)新設住宅着工戸数住宅着工戸数不動産価格相場それぞれ数値が常に変動するため、購入するタイミングで情報を確認しておくようにしましょう。例えば土地の価格によって住宅の支払い額が大幅に必要になるケースがあります。土地の価格(地価)土地の価格は公示地価と基準地価で確認をすることが一般的です。公示地価は毎月1月1日、基準地価は7月1日を基準としています。近年では平均額が約10万円/㎡とリーズナブルな状態が続いており、緩やかな下落傾向が継続している状態です。参考:土地代データ新設住宅着工戸数新設住宅着工戸数は 国土交通省が発表しており、 春日部市における2022年に新築で建設された建物は1,414戸でした。内訳は、持ち家の注文住宅が376件で約27%、賃貸住宅が486件で約34%、分譲住宅が540件で約38%とそれぞれ同じ位の割合となっています。分譲住宅にマンションの新規着工は含まれておらず、すべて一戸建てです。 住宅着工戸数春日部市の住宅着工数は、2015年と2021年を比較すると、約20%と大幅に下がっています。新型コロナ影響があり、2020年以降は住宅供給が減ってきています。参考:GraphToChart不動産価格相場春日部市で販売している新築マンションは平均で70〜80㎡台で3,000万円台となっています。そのため、1平方メートル単価は50万円くらいと考えるとよいでしょう。平均は次のようになっています。築年数平均金額中古マンション15年以内2,607万円15から25年2,172万円25年以上992万円一戸建新築3,090万円15年以内2,619万円25年以内2,079万円25年以上1,391万円参考:住宅情報館土地の相場春日部から徒歩10分圏内、20分圏内、20分以上によって平均金額が異なります。最寄り駅からの距離平均金額徒歩10分以内11.4万円/㎡徒歩20分以内7.2万円/㎡徒歩20分以上5.3万円/㎡参考:住宅情報館春日部市で注文住宅を建てる際に使える補助金引用元:photoAC新築注文住宅を建てる場合、まず考える必要があるのが費用です。費用は高額になることが一般的ですが、住宅補助金を活用することで費用の負担を減らせる可能性があります。都道府県によって具体的な補助金が異なりますが、ここでは春日部市で活用できる補助金を一覧で紹介し、その中でも次の2つの補助金をピックアップして紹介します。ふれあい家族住宅購入奨励事業こどもみらい住宅支援事業春日部市で活用できる住宅補助金一覧事業名概要ふれあい家族住宅購入推奨事業登記費用として司法書士などに支払った額の2分の1に相当する額(最大30万円)を商品券で交付こどもみらい住宅支援事業注文住宅の新築、新築分譲住宅の購入、リフォームの補助春日部市結婚新生活支援事業住居費と引っ越し費用を合わせた額の2分の1(1世帯当たり上限30万円。夫婦のいずれもが29歳以下の場合は上限60万円)住宅ローン減税住宅ローンを借り入れて住宅の新築・取得又は増改築等をした場合、年末のローン残高の0.7%を所得税から最大13年間控除する制度ふれあい家族住宅購入奨励事業埼玉県で利用できる住宅補助金としてまず挙げられるのがふれあい家族住宅購入奨励事業です。ふれあい家族住宅購入奨励事業コンセプトは「いつもそばにいるから、できることがある」です。春日部市は三世代がつながるまちを目指しています。熊谷市が提供している「三世代ふれあい家族住宅取得等応援事業」と異なりますが、条件は異なるため確認が必要です。世帯要件5年以上引き続き春日部市に住民登録春日部市内に初めて初めて自分たちが住むための家を取得している申請者が市区町村税を滞納していない春日部市ふれあい家族住宅購入奨励事業による商品券の交付を受けたことない住宅要件検査済証または確認済証の交付を受けた住宅である新耐震基準による耐震性が確保された住宅である居住床面積が55平方メートル以上である住宅取得に係る契約後3年以内である申請者の名義で所有権保存登記または所有権移転登記をした申請方法公式ページに記載されている必要書類を市役所4階 住宅政策課へ提出申請期限登記完了後3カ月以内司法書士などに登記費用を支払った場合は、1/2に相当する額(30万円以内)を商品券で交付されます。フラット35地域連携型と併用することで、住宅ローンの金利優遇を受けられる可能性があります。融資契約をする場合に、春日部市が発行している地域活性化型利用対象証明が必要です。【ふれあい家族住宅購入奨励事業(春日部市)の詳細はこちら】こどもみらい住宅支援事業こどもみらい住宅支援事業は、国が提供している住宅補助金制度です。住宅補助金制度の目的は若者夫婦世帯や子育て世帯が住宅を購入しやすいように負担を軽減することであり、省エネ性能が充実している住宅を増やそうとしています。また、こどもみらい住宅支援事業には子育て支援以外に2050年カーボンニュートラルの実現という目的もあります。こどもみらい住宅支援事業は、注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入、リフォームなどが該当します。なお、注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入は子育て世帯又は若者夫婦世帯限定ですが、リフォームの世帯において制限はありません。【こどもみらい住宅支援事業の詳細はこちら】まとめ引用元:photoAC注文住宅を建てる場合には高額な費用を必要とすることから、大きな負担になっているケースは少なくないでしょう。しかし、助成金や助成金を活用することでその負担を軽減できる可能性があります。春日部市の最寄り駅である春日部駅は東京駅から約50分、新宿駅までは約60分と都内までのアクセスの良さが大きな特徴です。春日部で注文住宅を建てる際は、本記事でご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。